病み患いのモトを断つ

給食の白身フライで痺れが…魚のヒスタミン中毒を防ぐ知恵

白身フライは弁当の人気おかずだが…(C)日刊ゲンダイ

 寒くなると増えるノロウイルスは、二枚貝に多いといわれるが、実は7割は原因食品が特定できていない。中心部にしっかり火が通るように90度以上で90秒以上加熱するのが無難だ。

 では、アニサキスはどうか。

「アニサキスは、サバやサケ、スルメイカ、サンマ、イワシなどに寄生しています。たとえば、シメサバを作るとき、おろした身に点のような染め痕があったら、アニサキスがいる証拠。骨抜きなどで除去するといい。心配なら、いずれの魚介類も2日間冷凍すれば、死滅します」

 食欲の秋、安心して晩酌を楽しむなら、これくらいのことは頭に入れておこう。

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