複数の医師からは、THC(マリフアナのハイになる成分)入りの電子たばこを吸引した場合、熱せられ霧状になったオイル成分が肺に炎症を起こすのではないかと報告されていますが、ほかの医師によれば、ニコチンだけを吸引した患者も同じような症状を呈したとのことです。
CDCもこうした症状がまったく同じ原因によるものとはまだ分からないとしています。その上で、疑わしいのは非正規・非合法に売られているカートリッジで、THC成分の乳化やフレーバーと混ぜる過程を正規の商品と違う方法で行うために、肺にダメージを与えている可能性があるともコメントしています。
一方、こうした患者はアメリカの25もの州に広がり、「エピデミック=流行・大量発生」という言葉も使われ始めています。
CDCでは、疾患の原因が特定されるまでは非正規のカートリッジを使用したり、自分でフレーバーを加えるなどの行為はしないこと。さらに原因に関わりなく、若者や妊婦は電子たばこの使用は避けることなどを呼びかけています。
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