病気を近づけない体のメンテナンス

【目】急増中スマホ老眼を予防 10分に1度は遠くを見るべし

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「外斜位の人の場合は、目を寄せるのがつらいので、無意識にスマホを片目で見てしまいます。それで視線を遠くに向けたとき、外斜位の方の目を正面に寄せられなくなるために複視が起こるのです。いずれにしてもスマホが手放せない人で、急に複視を自覚したら、受診した方がいい」

 斜位は眼科の検査で調べることができる。複視の症状は、特殊なレンズを使ったメガネによる「プリズム矯正」が可能という。

 急性内斜視を防ぐには、スマホ画面を目から30センチ以上離すこと。10分に1回は、自分のピントの合うギリギリの遠方を1~2秒見ること。それと斜位のある人は、人さし指を目の前に立て、左右に動かして、それを眼球だけで追う“目のストレッチ”も有効という。

■デスクは壁に向かって配置してはダメ

3 / 5 ページ

関連記事