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「骨粗しょう症」検診受診率が低い地域ほど介護が必要に

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 逆にワースト県は、島根(0・3%)、和歌山(0・9%)、神奈川(0・9%)、京都(1・1%)、北海道(1・2%)と、地域によって大きな開きがあることが判明した(高知は受診者数が報告されていないため除外)。

 問題はココから先だ。同財団では、「検診率が低い地域ほど大腿(だいたい)骨骨折を起こしやすいことが示唆された」「検診率の低い地域ほど介護が必要になる傾向にあった」と結論付けている。

 ワースト県に老親が暮らすサラリーマンは、ドキリとせざるを得ない結果といっていい。専門家によれば、「予防や治療のためには1日1000~1500ミリグラムのカルシウム摂取が必要」らしい。年老いて骨折されては困る。乳製品や納豆でも送ってやるか。

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