病み患いのモトを断つ

米で注目の研究結果 高齢者の血圧下げ過ぎは認知症を招く

薬の過剰投与の影響か

 動脈硬化が、心筋梗塞や脳卒中を招くことは変わらない。上の血圧が140を超えたら、生活改善とともに適切な降圧剤で血圧を下げることは、これまで通り必要だという。

「アルツハイマー型認知症予防で、高齢者の血圧コントロールは緩やかに、というのは国際的に認められつつあります。日本でそれを証明する研究結果はまだありませんが、今後は国際的な流れに沿うでしょう」

 自宅に血圧計がない人は、まず血圧計を購入すること。それで血圧が下がり過ぎていたら、かかりつけ医に相談するのが無難だろう。

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