生活習慣病リスク上げる“お腹ポッコリ型”肥満にはイワシ缶

(C)Photosiber/iStock

 皮下脂肪型肥満とは、お尻や太ももなどに肉がついた、若い女性によく見られる肥満。洋ナシ型肥満とも呼ばれる。一方、内臓脂肪型肥満はお腹に肉がついた肥満で、中高年に多く、リンゴ型肥満とも呼ばれる。ちなみに、生活習慣病のリスクが高いと言われるのは、後者の内臓脂肪型肥満だ。

「サバ缶には糖質の代謝を促しエネルギーに変えるビタミンB1、タンパク質の代謝を促すビタミンB6がイワシ缶より多いのです。だから、比較的体全体の代謝を上げるのにいい。一方で、イワシ缶はサバ缶よりもEPAが多い。EPAは体の中でプロスタグランジンという物質に変化し、血液を固まらせにくくして、中性脂肪を下げるので、内臓脂肪型肥満にはイワシ缶がいいのです」(柴田さん)

 缶詰は、汁ごとつかうのがポイント。水煮缶などの「水」にDHA、EPAが溶け込んでいるからだ。柴田さんもラタトゥイユやカレー、パスタソースなどによく活用しているという。

「ほぐすとお肉代わりになるので、料理全体のカロリーを減らすことができダイエットにもおすすめです。」(柴田さん)

 お試しあれ。

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