性感染症最前線

性感染症にかかりやすい男性は「尿道下裂」の疑いがある

写真はイメージ

「通常、成人男子の尿道口は縦長に割れていて、その長さは約5~10ミリです。一方、泌尿器科などで偶然発見される尿道下裂の人は、程度の差はありますが10~20ミリです。本来、尿道の先端が狭いのは尿や精液を勢いよく出すためです。それと、病気の原因となる病原体が侵入しにくいよう狭くつくられているのです」

 つまり尿道下裂があると感染防御機構が働かず、性感染症にかかるリスクが非常に高くなるという。自分の尿道口をよく観察し、気になるようなら泌尿器科医の診察を受けよう。尿道下裂の程度がひどい場合は、手術をすれば尿道口を狭くすることができる。

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