夜になって、妻と社会人の娘に病院でのやりとりを話しました。
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娘「お父さん、それは医者の言い逃れよ。もう治療法がないから厄介払いなのよ」
Aさん「まだ体力はあるし、あと3カ月しかないなんて思えない。がんと闘うことしか考えてこなかった」
妻「医者は余命を短く言いたがるって聞いたけど、こんなに元気なお父さんがあと3カ月ってありえないよ」
娘「私の会社の上司は、あと6カ月の命だって言われてからもう6年になるって聞いたわ。今も元気よ!」
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妻も娘もあっけらかんとしていたので、Aさんはむしろ助かった気がしました。
娘から「セカンドオピニオンを受けるのはどう? 他の病院で、もう治療法がないのか聞いてみるのよ。B先生に経過を書いてもらって、他のがんの専門病院に行ってみたら?」と提案され、「そうだな、そうするか」と決心しました。
がんと向き合い生きていく