夏のうだるような暑さから一転して、朝夕が涼しい季節になりました。季節の変わり目は何かと体調を崩しやすいものです。たとえば、これまで紹介してきた漢方と関連が強い症状として、疲労感、冷え症、便秘、肌トラブル、アレルギーなどが挙げられますし、更年期障害など婦人科トラブルも悪化しやすい季節ともいえます。
ほかにも、漢方が治療に用いられる症状のひとつに「耳鳴り・難聴」が挙げられます。耳鳴りや難聴は、加齢とともに起きることもありますし、季節の変わり目やストレスによって発症するケースもあります。
加齢に伴う難聴は一般的には高音域が聞こえづらくなります。耳鳴り患者の9割以上に聴力低下(難聴)が認められるとも報告されています。中耳炎などの明らかな原因によって、耳鳴りや聴力低下が起きている場合もあるので、違和感があった場合、まずは病院に行って検査することをおすすめします。
市販薬との正しい付き合い方