一方で、検査をしても原因がわからないケースもあり、そのような耳鳴りや難聴に対しては薬による治療が主に行われます。血流改善薬ATP(アデホス)、神経調節薬ビタミンB12(メチコバール)、利尿薬イソソルビド(イソバイド)が一般的に用いられますが、漢方も“主役”として使われています。
水の流れを良くする漢方が用いられることが多く、真武湯や苓桂朮甘湯、ほかの症状でも何度も紹介させていただいた五苓散などが該当します。
「検査をしても明らかな原因がわからない症状」というところが、漢方の得意分野に合致しているのです。
市販薬との正しい付き合い方