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これまでなかったピーナツアレルギー治療薬の認可に期待

親たちのピーナツへの警戒は強まる一方

 そこで今、販売認可を待っているのが、史上初のピーナツアレルギー治療薬「パルフォルジア」です。といっても、アレルギーを完全に治癒できるわけではなく、アレルギー症状を緩和するのが目的の「経口免疫治療薬」です。

 アレルギー患者に少量のピーナツタンパク質を6カ月間にわたり与え、最終的にはピーナツ2粒をアレルギー反応なしに食べられるようになるのが目標です。しかし免疫療法だけにリスクもあり、臨床実験では5人に1人に副作用が出て、14%の対象者には重いアレルギー症状があったと報告されています。

 パルフォルジアは今回、発売決定に大きな影響を与える食品医薬品局の有識者会議で推奨されました。つまり、ほぼ発売決定にこぎ着けたといえます。一方でリスクの高さに懸念を示す有識者もいたということで、今後の動きが注目されています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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