愉快な“病人”たち

糖尿病で右足切断の谷津嘉章さん「長州力の一言で発奮」

谷津嘉章さん(C)日刊ゲンダイ

 自分が足を切った翌日の26日、ライバルだった長州力が引退試合をやったんです。試合後に奥さんを抱擁して「(奥さんには)一番勝てなかった」って言ったとか。こっちは独身だから羨ましいのもあって、「なんだこのヤロウ」と思いましたね(笑い)。でも、「羨ましがってる場合じゃない」と発奮するきっかけにもなりました。こうなってしまったからには、運命だと受け入れるしかない。オレはオレの人生を行きますよ。

 JOC会長の山下泰裕さんや元首相の森喜朗さんが、「日本がボイコットした1980年のモスクワ五輪の幻の代表選手の中から、来年の東京五輪の聖火ランナーを出そうと検討している」というニュースを見ました。自分もその幻の代表選手だから、ぜひ聖火ランナーをやってみたい。義足でもできるところを見てもらいたいですね。 

(聞き手=中野裕子)

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