病気を近づけない体のメンテナンス

【爪】伸びた白い部分をすべて切ってしまうのは大間違い

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 また、爪の病気には「巻き爪」もある。爪先の両端が中央に向かって大きく曲がる病気で、爪の下の皮膚を強く圧迫する。ひどくなると炎症を起こしたり、痛みを感じたりする。バイアス切りをすると巻き爪の原因になるが、それだけではない。

■足の小指の爪が小さいのは歩き方が悪い証拠

 もともと爪は湾曲していて、それによって下から加わる力を受け止める仕組みになっている。

 爪は下から力が加わらないと徐々に丸まってしまう性質があるので、足指が浮いて地面に接していない「浮き指」や、足指の関節が曲がる「外反母趾」など、足の別の病気も原因になるという。

 足爪では、小指の爪がほとんどなくなるくらい小さい人もいる。何か病気なのか。

「足の小指は子供のころから曲がっていることが多く、隣の指に踏まれたり、靴の相性が悪くて当たったりして、爪が小さくなってしまう人がいるのです。不都合ではありませんが、5本の指に加わる力がきちんと分散されていないことを示しています。姿勢や歩き方などが悪くなるので、いずれ腰痛や膝痛などに影響する可能性があります」

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