アレルゲンとしては、ダニやハウスダストが知られるが、最近は猫の毛が増えていて、冒頭の男性も喘息を発症する前の年から妻の独断で猫を飼っていたという。
「喘息の人は、気道の過敏性が増していて、慢性的な気道の炎症によって気道が塞がりやすい状態に変化しています。それでゼーゼーしたりするのですが、そこに加えてアレルギー発作が起こると、一気に気道が狭くなり、最悪の場合、命を落とすことさえあるから要注意。発作を起こしてから治療するのではなく、吸入ステロイドなどで発作を起こさないための治療をしっかり続けることが大切です」
患者数は450万人とされ、小児の6%、成人の3%の頻度で発症するというから侮れないだろう。
■予防は吸入薬と徹底した掃除
秋に悪化しやすいのはいくつかの要因がある。
病み患いのモトを断つ