自発的に勉強する子を育てるのに「やってはいけない」こと

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 算数の宿題を子どもが終えたが、たった2問しかない。そんな場合は、「さすがだね、早くできたね」。漢字の書き写しの宿題で、出だしはきれいな文字だが、中盤から急いでやったために文字が汚い場合も、「ここの漢字、すごくきれいに書けているね」。

「以前、私の講座に出席されたお母さんは、口を開けば文句ばかり。しかし、褒めるようになってから、子どもが“お母さんと一緒にいると楽しい”と思うようになって勉強をするようになり、社会科のテストが1桁から70点にまで上がったそうです」(道地氏)

 ネガティブなことはスルーして、明確に、肯定的に褒める……。これは、子どもだけではなく、さまざまな場面で使えそうだ。

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