考案はノーベル賞受賞者 ガボール・アイで8割が視力改善

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 いま話題の視力回復法「ガボール・アイ」をご存じか? これを日本で初めて紹介し、ガボール・アイに関する一般書も出している二本松眼科病院(東京・平井)の平松類医師に話を聞いた。

 これまで紹介されてきた視力回復法には、エビデンス(科学的根拠)があるものがひとつもない。

「本の中には『目のピント調節能力を鍛える・休ませることによって視力が上がる』というものもあります。しかし、その方法でピント調節力が変わるという研究論文もなく、その方法で視力が上がるということを示した研究結果もないのです」 エビデンスのある視力回復法はないものか? 平松医師は目に関する100以上の論文と140冊以上の医学書、120冊以上の雑誌や書籍を読んだが、国内では見つからなかった。そこで海外の文献に手を広げた。目に留まったのが、ガボール変換という数学的な処理で生まれる特殊な縞模様「ガボール・パッチ」(写真)だ。

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