病気を近づけない体のメンテナンス

【足】足裏にタコやウオノメが…それは膝・腰痛のシグナル

写真はイメージ

 タコは下に骨のある場所にできる角質の増殖。骨があるので、盛り上がるように増殖する。ウオノメは下に骨のない場所にできる。骨がないので増殖した角質が硬いクサビ状の芯となって、表皮の下の真皮に向かって食い込んでいく。その芯が神経を圧迫して強い痛みが生じるのだ。

 ウオノメは痛いので、市販のコーンカッターやヘラ型ヤスリなどで増殖した角質を削る人もいるが、注意が必要だ。

「自分で削るのもいいですが、もともと皮膚を守るために角質が厚くなっているので、削り過ぎても痛みが出ます。また、一時的に削っても原因が解決されなければ元に戻ります。それよりも、まずはシューフィッターに自分に合った靴を選んでもらう方がいい。適切な靴に替えただけでウオノメやタコが治る人も少なくありません」

 シューフィッターとは、足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得し、足の病気予防の観点から適正な靴を提案する専門家のことだ。「足と靴と健康協議会」が養成しており、ホームページからシューフィッターの在籍する最寄りの靴屋を検索することができる。靴選びだけではなく、足の負担の少ない正しい靴の履き方なども指導してくれるという。

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