実際、日本糖尿病学会では、「血糖コントロール不良の糖尿病患者は、細菌、結核菌、真菌に感染しやすく重症化しやすい」としている。
とくに、インフルエンザにおいては、糖尿病患者は「インフルエンザおよびそれに続発する肺炎による死亡リスクが高い」とも。50代以上のサラリーマンで、糖尿病治療薬を飲んでいたり、ヘモグロビンA1c値が高くて気になる人は他人事ではあるまい。
参考までに、日本人糖尿病患者の死因上位は、悪性新生物、血管障害、感染症の順に多い。インフルエンザ対策は、小まめな手洗い、休養や栄養補給、そして予防接種が基本。今年は油断なき対策を心掛けたい。
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