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血液サラサラ 旬のサンマは塩焼き以外の調理法で老化防止

サンマの梅煮(手前)と蒲焼き風(C)日刊ゲンダイ
旬を食す(1)サンマ

 文字通り、秋を代表するサンマ(秋刀魚)には数ある魚の中でもDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。とりわけ旬の秋には最も脂が乗り、DHAもEPAも豊富です。DHAは脳や目、EPAは血管や血液の老化防止に役立ちます。

 サンマは目が澄んでエラが鮮やかな紅色をしているもの、身が硬く銀色に光っているものを選びます。背が盛り上がっているものほど脂が乗っています。新鮮なうちに塩焼きにして食べたいところですけど、用意したその日に食べられるとは限りませんし、塩焼きばかりでも飽きてしまいます。

 そこで今回は塩焼き以外の調理法を2品、ご紹介します。メインは梅煮です。梅干しと一緒に煮ることによって青魚特有の臭みが消え、梅干しの酸味がうま味に変化するからです。骨も内臓も除かず、ざく切りにして煮込みます。サンマの骨はそもそも軟らかいうえ、梅の酸によってさらに軟らかくなるため、食べるときにさほど気になりません。

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