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体力テストで確認 自分の「体力年齢」は実年齢より上か下か

体力年齢、自宅でできる種目もある
体力年齢、自宅でできる種目もある

 東京オリンピック開催まで、10カ月を切った。前回の五輪が開催されたのは、1964(昭和39)年。実はその年から、現文部科学省が毎年実施してきた調査がある。「体力・運動能力調査」だ。

 本欄でも一度触れたことがある(上体起こし)が、おおむね来週の体育の日(14日)前後に全国各地で自治体を中心に行われるので聞いたことがある人は多いはず。6歳から79歳までの幅広い年齢層を対象に、国民の運動能力をチェックする大掛かりな体力テストだ。

 その中身は、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20メートルシャトルラン、持久走か急歩、立ち幅跳びなど。世代によって種目が異なる。記録を得点化し、合計して体力年齢を判定する。

 現在の自分の体力年齢がキッチリ数字で出るわけで、実年齢より下なら“若い”証拠。だが逆に上となると、悲しいかな体力的な老化が人一倍進んでしまったオッサンというわけか。

 参考までに、最新のテスト結果(同調査2017年度)の中から、主な種目の40代以上の男性の数値をピックアップすると――

【握力】(単位キロ)
・40~44歳…46・95
・45~49歳…46・70
・50~54歳…45・79
・55~59歳…44・93
・60~64歳…43・17

【上体起こし】(30秒間の回数)
・40~44歳…23・75
・45~49歳…22・99
・50~54歳…21・90
・55~59歳…20・39
・60~64歳…18・72

【長座体前屈】(単位センチ)
・40~44歳…40・18
・45~49歳…39・79
・50~54歳…38・84
・55~59歳…38・28
・60~64歳…37・78

 ざっとこんな具合だ。自宅でできる種目もある。この機会にチャレンジしてみては。

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