3つの病気に注意 「視力」が悪い人は認知症リスクが高い

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 しかし、いずれにしろ、認知症対策のためには視力を維持することが重要だということ。加齢で視力が落ちるのは、老化のほか特有の病気も疑われる。後者の場合、治療で視力を取り戻せる可能性がある。つまり、認知機能の改善が期待できる。

「加齢で発症リスクが高くなる目の疾患は、主に3つあります。白内障、緑内障、加齢黄斑変性です」

 たとえば、白内障は目の中のレンズの役割をする水晶体が濁って見えづらくなる病気だが、手術で濁った水晶体を取り除き、人工の水晶体を入れて視力を取り戻すと、認知機能が改善することが研究で確認されている。治療法がないのなら別だが、白内障、緑内障、加齢黄斑変性はいずれも治療法があるのだから、利用しない手はない。

■片目の視力が悪くてももう片方で補うので気づきにくい

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