独白 愉快な“病人”たち

超早期で見つけてもらえて…魔夜峰央さん食道がんを語る

魔夜峰央さん(C)日刊ゲンダイ

 実は1回免許を取れば一生やっていける医者を信用できなくて、病院は3年前までまったく行かなかったんです。おとなしく検査に行くようになったのは、お酒の飲み過ぎで体調不良になり、娘(バレリーナで漫画家の山田マリエ)に泣いて「病院に行って」と頼まれたからでした。当時の私は立食パーティーでは立っていられず、平衡神経をやられて真っすぐ歩けず、手が震え、顔は青黒くなっていたんです。そういう状態が2~3年続いていました。

■お酒で体を壊して定期的に検査を受けるようになった

 娘に泣かれて病院へ行き、血液検査をしたらγ―GTPが1230IU/Lというハイスコア(正常値は10~50)を叩き出しました。それでも、自宅療養してお酒を控えたら、4カ月ぐらいで正常値に戻りましたよ。今は70ぐらい。ベッドに横になっていたのは2週間だけで、その後は普通に仕事をしていました。

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