愉快な“病人”たち

超早期で見つけてもらえて…魔夜峰央さん食道がんを語る

魔夜峰央さん(C)日刊ゲンダイ

 お酒はオヤジが強くて、私も強い。3年前に酒量を減らす前は、20年ぐらいずっと毎日ウイスキーをボトル1本半ほど空けていました。昼ごろに起きて、午後3時から9時ぐらいまで仕事して、それから食事しながら飲んで、午前2時ぐらいに寝る生活。食事は1日1回なので、ちゃんと食べながら飲んでいました。運動不足にならないよう、筋トレやバレエをやってきました。

 ただ、14年ごろから“冬の時代”になったんですね。出版不況になって漫画も売れなくなり、経済的に非常に厳しくなっていました。飲んで、そのつらさを忘れようとしていたんだと思います。

 飲むばかりでだんだん食べなくなり、体重は52キロまで落ちてしまった。さすがに奥さんも心配していましたけど、「今はしょうがない」「必ず良くなる」と、私自身は心配していなかったんですよ。

 でも、お酒で体を壊したおかげで、毎月通院し、血液検査と尿検査を受け、胃カメラなどの検査も定期的に受けるようになりました。だから食道がんが超早期で見つかった。何が幸いするかわからないですね。

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