年齢、性別、喫煙・飲酒習慣、糖尿病・高血圧の病歴などの因子について、統計的に補正して解析した結果、フレイル状態にある人は、バランスの良い食事を「毎日」摂取している人と比較して、「週に2回以下、もしくは3回」摂取している人で1・8倍、統計学的にも有意に多いという結果でした。
もちろん、食事バランスに配慮することができるような人は、もともと心身ともに健康である可能性は高いので、本研究結果から、食事によってフレイルを予防できると結論することは難しいでしょう。
とはいえ、加齢に伴う心身の衰えを少しでも予防したいとお考えの方は、主食、主菜、副菜をバランス良く食べることを意識してみるのもいいように思います。
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