高血圧や糖尿病、甲状腺機能亢進症も、心房細動のリスクだという。
「心房細動を起こすと、脈の乱れや胸の痛み、胸部の不快感、動悸、めまいなどの症状が表れますが、50%は症状を自覚しないという報告もあります。特に持続時間が短いケースはなおさらで、症状をアテにするのはよくありません。健康診断などで不整脈を指摘されたら、不整脈と持病の治療をしっかりと受け、リスクをつぶすように生活を見直すことです」
心原性脳塞栓でオシムのように無傷で復帰するのは超がつくレアケースだという。たとえ九死に一生を得ても、重いマヒが残りやすい。症状がなくても「まぁいいか」と先延ばしにせず、治療を受けることだ。
病み患いのモトを断つ