後悔しない認知症

注目されている「認知症カフェ」の有効活用術

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 冒頭で紹介したように、認知症の高齢者が家族と機嫌よく過ごす時間はもちろんだが、「認知症カフェ」のような場での地域の人との交流を通じて脳を刺激することも、認知症の進行を抑えるためには有効だ。「認知症カフェ」の情報は各地にある「地域包括支援センター」に問い合わせてみるのがいい。認知症の本人にとっても、家族にとってもいい出会いの場になるかもしれない。

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和田秀樹

和田秀樹

1960年大阪生まれ。精神科医。国際医療福祉大学心理学科教授。医師、評論家としてのテレビ出演、著作も多い。最新刊「先生! 親がボケたみたいなんですけど…… 」(祥伝社)が大きな話題となっている。

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