愉快な“病人”たち

重病説まで流れて…たかまつななさんが語る虫垂炎性腹膜炎

たかまつななさん(C)日刊ゲンダイ

 そして、弱い人の気持ちがわかるようになったのも人生経験として大きかったかもしれません。

 以前は体調が悪いから締め切りを遅らせるとか、会議のスケジュールを変更するとか、「何でだよ!?」と思ってましたからね。

 退院後は、仕事は緩やかにスタートさせました。私が働かなければ事務所の収入はゼロですから、すぐにでも貪欲に仕事をしたいところでしたが、仕事と命を天秤にかけたら、やっぱり命。生きていればこの先で取り戻せるんだと割り切れました。

 病気をして学んだのは、今働けていること、その環境を当たり前に思わないほうがいいということです。病気になったら仕事はおろか、歩くことや食べることもできないですからね。自分の足で歩けることの喜びや、好きな時に好きなものが食べられるってこんなに幸せなんだという感覚は、今後も持ち続けていかなきゃと思います。

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