紅茶がインフルエンザを15秒で無力化するって本当なの?

紅茶をいれる実習をする「紅茶部」の子どもたち(C)共同通信社

 インフルエンザ対策として「紅茶」に注目が集まっている。

 例年、インフルは寒さがピークを迎える12月から1月にかけて流行するものだが、今年はすでに学級閉鎖などのニュースがチラホラ。2カ月も早く流行が始まっている。その原因であるウイルスを紅茶の苦味成分「テアフラビン」(紅茶ポリフェノール)が殺す効果があるというのだ。

「元国立感染症研究所の中山幹男医学博士の動物細胞を使った実験では、紅茶にインフルエンザウイルスを浸したところ、わずか15秒で99.9%のウイルスを無力化させることが分かっています。ウイルスはA型、B型、新型に関係なく、すべての型に通用します」(日本紅茶協会広報担当者)

 ただし、紅茶ポリフェノールはミルクのタンパク質に取り込まれてしまう性質があるため、飲むなら「レモンティー」「ストレート」がおすすめ。子供がどうしてもミルクティーでないと飲まないという場合は、最初の1、2口をストレートで飲んでからミルクを入れても効果があるという。緑茶にも同じような効果はあるが、紅茶の方が圧倒的で、紅茶の殺ウイルスの効果はホットでもアイスでも同じだという。

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