もうひとつのメリットはのどを加湿してくれること。
線毛は乾燥すると働きが低下する。特に口呼吸しやすい人はマスクを着けた方がいいという。
「マスクは使い捨てが基本です。家を出て一度着けたマスクをポケットにしまって、再度着ける人がいますが、それではウイルスが手に付くので意味がありません。マスクは使い回しすることなく、外したらすぐ捨てる。また、マスクは外し方が重要です。マスクの表面や口に当てた部分は触らず、ゴムひもを持って外します。マスクを着けているときも表面を触ってはいけません」
インフルエンザウイルスは感染後、短時間で粘膜に侵入するので「水うがい」の予防効果は乏しい。それよりもカテキンの殺菌作用のある「緑茶」を一口、二口ずつ頻繁に飲んだ方が予防効果は期待できるという。
それと、せきが止まらないときに大谷院長が勧めるのは「蜂蜜コーヒー」。コーヒーに蜂蜜を垂らして飲む。
「コーヒーに含まれるカフェインには気管支拡張作用や抗炎症作用があり、のどにいい飲み物の代表格です。蜂蜜にも抗炎症作用や抗酸化作用があり、せきを改善する効果があります」
早速、冬のインフルエンザ対策を始めよう。
病気を近づけない体のメンテナンス