平均12・3年にわたる追跡調査の結果、若年期から中年期にかけて肥満でない状態から肥満になった人は、正常もしくは低体重を維持した人と比較して、総死亡リスクが22%、心臓病による死亡リスクが49%、統計学的にも有意に増加しました。他方、中年期から高年期にかけて肥満から肥満でない状態になった人は、正常もしくは低体重を維持した人と比較して、総死亡リスクが30%、心臓病による死亡リスクが48%、統計学的にも有意に増加しました。
もちろん、本研究結果のみで因果関係を論じることは難しいように思いますが、特に若年期から中年期の体重増加には注意が必要かもしれません。
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