今年の流行は早い? インフルエンザ対策を専門医に聞いた

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「この時季は仕事柄、インフルエンザの患者さんにたくさん接しますが、記憶にある限り、インフルエンザにかかっていません。毎年、できる限りの対策を講じています」

 まず、一日に何度も行うマスクの交換だ。マスクはただつければいいというのではない。マスクの表面にはインフルエンザのウイルスが付着しており、手で触ると、今度は手にウイルスが付着する。

 その手を口や鼻に持っていけば接触感染を起こし、また、ドアノブ、電話、スマホ、パソコンのキーボードなど周囲のものに付着させる。それを触れば、さらに接触感染のリスクが高まる。

「マスクを外したら必ず新しいものに交換する。外す時は耳にかけるゴムだけを持つようにし、マスクの表面を触らない。接触感染対策のために、アルコールで手指、そして、周囲のものの消毒を頻繁に行っています」

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