独白 愉快な“病人”たち

その時が来たと手術を決断…島津悦子さん語る変形性股関節症

島津悦子さん(C)日刊ゲンダイ

 17年前に脳内出血で右半身麻痺になって車いす生活を送っている主人の気持ちや大変さも少し分かった気がします。

 実は入院中にステージに立ったときの車いすは、主人にお願いして借りた電動車いすでした。何度か乗ったことがあったので扱い方はお手のもの。ステージを所狭しと走り回って、お客さまに笑っていただきました。

 お客さまの中にも人工股関節置換手術をした先輩方が意外と多くて、アドバイスをいただいたり、「勇気が出ました。手術します」という声もありました。共有できるいい話題になっています。ネタとしても「このたび、手術しました。顔じゃありませんよ。整形ではなく整形外科の手術をいたしました」なんて言って、みなさんに笑っていただいています。

(聞き手=松永詠美子)

▽島津悦子(しまづ・えつこ)1961年、鹿児島県生まれ。88年にデビューし、91年に「紙の舟」で日本有線大賞・有線音楽賞受賞。「ジャパンフェスティバル2012イン・ロンドン」に演歌親善特別大使として参加。ラジオ「島津悦子の歌謡ナビゲーション」(MRO北陸放送)を担当し、12月20日(金)には、ホテル日航金沢(石川県)でクリスマス&バースデーディナーショーを開催する。最新曲「瀬戸内ぐらし」が好評発売中。

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