病み患いのモトを断つ

芸能界で発症続出 脳卒中の明暗を分ける「3つの条件」とは

48歳の若さで他界した桂三金さん(左)と早期治療が幸いした加山雄三さん(C)日刊ゲンダイ

「三金さんは仕事柄、食べることが大事だったのかもしれませんが、それならなおさら血圧の管理が大切だったと思われます」

 そう言う桑島氏は、朝の発症時刻に注目する。

「血圧は一日の中で変動していて、寝ている間に下がって起床して活動すると上昇します。ところが、高血圧の中には、夜間に下がらず高いままのタイプもある。特に11月は最低気温と最高気温の気温差が大きく、朝の寒さを感じると、血圧上昇のカーブが急になりやすい。三金さんが夜間の血圧が下がらないタイプで朝の気温が低かったとしたら、リスクが重なり、危ない。朝は、しっかり防寒してから外出することです。低温のストレスがよくありませんから」

 発症前日の大阪は、最低気温13・1度、最高気温19・4度だったが、発症日の最低気温は前日より4度低い9度。前の日の最高気温との温度差は10度に上る。

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