100年人生が楽しくなる半日断食

最も効果があるのは1日2食で1食あたり10~20gの糖質制限

 最後に昼食、夕食ともにプチ糖質制限するコース。

「1日2食とも、1食当たりの目安は糖質30~60グラム。3つのコースの中でいちばん制限が緩やかですが、内臓脂肪を減らす効果も限定的。確実に効果を出したいのであれば、前出の2つを選びましょう」

 そして、主食は、白米、玄米、白いパン、全粒粉パン、全粒粉パスタ、そば、うどんなど。いずれにせよ、紹介したコースの量を参考にして、できるだけ少量にとどめる。

「精製度の低い穀類は、食物繊維の含有量が多いので、血糖値の上昇を若干緩やかにしますが、結局、肥満ホルモンインスリンが分泌されます。白米や食パン、うどんといった精製度が高い、白っぽい主食は食物繊維が除かれている分、体内への糖質吸収が速く、食べると血糖値が急上昇し、さらに大量のインスリンが分泌されます」

2 / 3 ページ

江部康二

江部康二

1950年、京都府生まれ。京都大学医学部卒。高雄病院理事長(内科医、漢方医)。日本糖質制限医療推進協会代表理事。近著に「内臓脂肪がストンと落ちる食事術」(ダイヤモンド社)がある。

関連記事