インフル流行 プロが勧める「マスク選び」の重要ポイント

基本は全国マスク工業会のマーク(左上)があること
基本は全国マスク工業会のマーク(左上)があること(C)日刊ゲンダイ

 例年より早くインフルエンザの全国的な流行が始まり、厚労省が注意を呼び掛けている。11月22日の発表では、11日から17日までの週の全国の患者数が、前週比で約1.8倍となり4週連続で増加。学校では、休校、学級閉鎖も相次ぎ、深刻さを増している。

 定番の予防法は、まず手洗い。加えて十分な休養と栄養補給、重症化を防ぐワクチン接種などだが、通勤途中ではマスクをしてウイルスの侵入を防ぐのも徹底したいところ。ここで難しいのは、マスク選び。ドラッグストアの店頭には、「サージカル(外科医用)マスク」あり、「立体型」あり、「ポリウレタン製」ありで迷ってしまうほどの商品数だ。選ぶ際のポイントは何か?

「基本は楕円形の全国マスク工業会のマークがあること。ほぼ、袋の裏面に入ってます。かつて一時期、海外メーカーのマスクの輸入が増えさまざまな品質のマスクが出回ったとき、国内メーカーが集まり“基準がちゃんとした製品を作ろう”と自主基準を作った。このマークがあれば、それを満たした製品だということ。目安になると思います」(「白元アース」広報担当者)

 全国マスク工業会の上部組織、日本衛生材料工業連合会のデータ(2018年)によると、マスクの生産数量55億3800万枚のうち、輸入は約44億枚に対し国産は約11億枚。もし、マークがなければ「日本製」や「安さ」が基準になるところか。

「あとは個人の好みです。蛇腹があるプリーツタイプ、あるいは口元に空間ができる立体型とさまざま。その中でも、鼻の部分にワイヤが入っていて鼻とマスクの隙間ができないよう調整できるモノがオススメ。この隙間からウイルスが侵入することは多いですから」(前出の「白元アース」広報担当者)

 参考にしたい。

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