生きがいを持つことは健康に良い影響を与えることが知られています。健康的に年を取るためには、適度なレジャー活動を通じて生きがいを感じることも大切かもしれません。レジャー活動にもさまざまなジャンルがありますが、どのようなレジャー活動が、どれくらい健康に良い影響を与えるのかについて、よく分かっていませんでした。
そんな中、レジャー活動の種類と健康状態の関連を検討した研究論文が、日本疫学会誌の2019年11月5日付に掲載されました。
この研究では65歳以上の日本人1万9人(平均73・6歳)が対象となりました。被験者に対して、「スポーツ」「ガーデニング」「音楽活動」「創作活動」、「読書」や「書道」などの文化活動、「ゲーム」「観光」「芸術鑑賞」「テレビ観賞」「料理」「ペットの世話」「情報通信技術の使用」「投資」「ギャンブル」への参加状況を調査し、レジャー活動に参加している人としていない人を比較して、自己評価による健康度が優れていると回答した人の割合が検討されました。
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