患者が急増中!その視力低下は近視でなく「円錐角膜」です

年齢とともに近視や乱視が強くなる

「塾通いのせいかしら、近視が進んじゃったみたい」――。

 わが子の視力低下を嘆く親は多いが、それは本当に近視が原因なのか? 実は近視と同じように視力が急に低下し強い乱視が表れる、古くて新しい目の病気「円錐角膜」が眼科医の間で注目されている。

 眼球の角膜がとがってきて年齢と共に近視や乱視が強くなるこの病気は、近視が進む10~20代に起きやすいため、近視と間違われることが多いという。「それって円錐角膜かもしれません」(ライフサイエンス出版)の著者で眼科専門医の加藤直子医師に聞いた。

1 / 5 ページ

関連記事