アルコールが発症原因のひとつである食道がんのトップの高知は、“酒豪県”として知られています。高知とともにワーストの常連である秋田や鳥取も、“酒豪県”といっていいでしょう。
変わったところでは、乳がんの発症は東京が断トツです。妊娠と授乳中はホルモン分泌が変わって、生理が止まり、乳がんのリスクが低下しますが、東京の出生率は全国最下位。都市ですから、食習慣の欧米化も地方より進んでいます。その影響を強く受けている可能性は十分です。
がんを気にするなら、遺伝を心配するより、生活習慣の改善をお勧めします。それが、がん予防の第一歩です。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁