病み患いのモトを断つ

降圧剤は昼より夜に 心筋梗塞・脳卒中リスクが3~4割減る

落ち着いた寝る前の方が薬の飲み忘れがない

 そんな効果も重なり、「就寝グループ」の“劇的な勝利”がもたらされたようだが、自分勝手な服用変更はダメだ。

「人によっては、睡眠中の血圧が下がり過ぎることがあります。そこに降圧剤の薬効が重なると、過剰な血圧低下による脳の血流低下で、脳卒中になりやすいのです」

 では、どうするか。

「医師に相談して、服用されている薬を1日1回の服用で済む種類に替えてもらうのが最も合理的でしょう。今のままの薬で服用のタイミングを変えるときも、医師の相談は不可欠。24時間血圧を測定し、脳卒中リスクを防ぎながら、飲み忘れないタイミングを探ることが大切です」

 一度決めた服用タイミングは、毎日しっかり守ることだ。

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