更年期を知って夫婦円満

肌の乾燥がひどくて手も足もガサガサ…女性ホルモンが関係

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 女性ホルモンのエストロゲンが肌の水分や弾力を豊かにする役割があるため、閉経でエストロゲンが減少すると体全体が乾燥傾向になります。若い頃はボディーの乾燥が気にならなかった方も、年齢とともに乾燥が進むのは自然なことなのです。

 また、冬から春にかけて空気が乾燥します。昨年12月の平均湿度は、8月と比較すると16%も低い。さらに室内で暖房をつけると、ますます空気が乾燥します。食器洗いなどの水仕事でお湯を使うと、手の表面を覆う脂分と水分がどんどん失われていきます。

 子どもの頃、自分の祖父母に顔をなでられると彼らの手がガサガサでイヤだったのですが、改めて自分の手を見ると立派な予備群。男性は女性ほど乾燥はしませんが、ケアの習慣がないので、この季節はガサガサ度が増します。水仕事ではゴム手袋を使う習慣をつけ、毎日数回はハンドクリームで指先、爪の周り、手の甲からひらまでしっかり塗る。お風呂上がりはしっかりボディークリームで保湿ケアするなどが大切。違いは一目瞭然です。

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小林ひろみ

小林ひろみ

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

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