インフル流行期に突入 今からでもワクチンを打つべきか?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「イエス」と答えるのは、池袋大谷クリニックの大谷義夫院長。インフルエンザの流行のピークは12月から3月くらいまで続く。これまでは運よくインフルエンザにかかったことがなくても、3月までのどこかでかかるかもしれない。

 それならリスクを下げるために、インフルエンザワクチンを打った方がいい。すでに1月、2月に入っていても、そうだ。

 ところで、インフルエンザワクチンの話になると、決まって「100%発症を防げるわけじゃないんでしょ」と言う人がいるが、そもそもワクチンに対する認識を間違えている。

「インフルエンザワクチンを接種しても発症するリスクはゼロにはなりません。しかし、症状を弱く抑えてくれる利点があります」(大谷院長)

「今年流行のインフルエンザウイルスの型と、ワクチンの型が違ったらどうなるのか?」という声もよく上がるが、近年の流行型はA香港型、A(H1N1)型、B型。ワクチンもそれに合わせて製造されているので、大きな違いが生じることはないだろう。ちなみに、今年に入って流行が確認されている型は、まさにその3つの型だ。

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