この試みの素晴らしいところは、“ほんのちょっとの工夫”に加え、社員みんなで取り組める内容にしていること。職場環境と健康は密接な関係にあります。一人で思い立っても行動に移しづらいことはたくさんある。営業職であれば、「会食をなくす」ことはできない。会食ありを前提に、みんなでできることを掲げているところに意味があるのです。
“ほんのちょっとの工夫”という点では、「食事量を大幅に減らせない。だから食事の時、最後の一口を残す」「ビール飲んでポテトチップス食べながら、テレビでスポーツ観戦するのが趣味。ポテチはやめられないから、小さい袋のものを買うようにしている」などの方法で、少しずつ体重などを減らしていった例もあります。年末年始対策であれば「揚げ物は1個だけにする」「モチを食べる時はほかの炭水化物を食べない」「寝正月にしない」などもいい。家族や友人、同僚らと示し合わせれば、より成功率が上がる。健康的に、年末年始を過ごしてください。
進化する糖尿病治療法