遺伝子治療薬はここまで来ている

対症療法だけだった難病が遺伝子治療薬で治療できるように

写真はイメージ(提供写真)

 SMAはI~Ⅳ型の4つに分類され、I型とⅡ型では95%以上にSMN1遺伝子の異常(変異)が認められます。また重症なのもI型とⅡ型です。

 SMAは指定難病で、これまで対症療法以外の治療法はありませんでした。しかし、遺伝子治療薬が開発されたことにより、治療ができるようになってきたのです。次回、詳しくお話しします。

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神崎浩孝

神崎浩孝

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

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