専門医が教える パンツの中の秘密

【陰部のおでき】毛包炎は「せつ」になったら受診する

写真はイメージ(C)PIXTA

 ただし、外陰部にできる粉瘤は、小豆大のシコリが多発し、中身が白く石灰化(硬い)する特徴があります。

 男性は陰嚢に多発し、女性は陰唇に多発します。腫れや痛みはありませんが、見た目が悪いので、治療する場合は電気メスなどでシコリを袋ごと除去します。袋を完全に除去できれば、ほぼ再発はしません。

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尾上泰彦

尾上泰彦

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

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