独白 愉快な“病人”たち

作家の篠田節子さん ブラジャーのシミで乳がんが発覚して…

篠田節子さん(C)日刊ゲンダイ

(聞き手=松永詠美子)

▽しのだ・せつこ 1955年、東京都生まれ。90年に「絹の変容」で小説すばる新人賞を受賞し作家デビュー。97年には「ゴサインタン」で山本周五郎賞、「女たちのジハード」で直木賞を受賞。その後も「仮想儀礼」「スターバト・マーテル」「インドクリスタル」などで受賞し、2019年には「鏡の背面」で吉川英治文学賞を受賞した。母親の介護と自身の乳がん治療を記録したエッセー「介護のうしろから『がん』が来た!」など著書多数。

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