白血病細胞と同時に正常な骨髄細胞も併せて叩くことで、新しい骨髄が根づきやすくなります。池江さんも、ひょっとすると受けたかもしれません。
移植を行うと血液型が変わることがあります。それで、患者さんがA型からO型になっても、きちょうめんな性格が大ざっぱになるなど一般にいわれているような血液型に伴う性格が変化することはありません。
移植に伴う体力の低下は相当ですが、白血病を克服して現役復帰したアスリートは少なくありません。今年は、J2新潟の早川史哉選手が白血病による戦線離脱から3年7カ月ぶりにピッチに戻ってきました。池江さんのパリ五輪でのメダル獲得が楽しみです。
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Dr.中川のみんなで越えるがんの壁