独白 愉快な“病人”たち

気付いたら管を何本もつながれ…国府弘子さん語る急性心筋梗塞

国府弘子さん(C)日刊ゲンダイ

 おかげさまで心臓に壊死はなく、1週間足らずで退院できました。すぐに救急車を呼んでくれたマネジャーをはじめ、先生方の早い処置のおかげで無事に生還できました。救急車の中で名前を聞かれ、ろれつが回らず「ひろこ」が「ひよこ」になった時は自分でも驚愕しましたが、「これはいかん!」と思って手術室でもしゃべり続けた結果、おかげさまでおしゃべりも健在です。

■かつては深夜にタラコをひと腹食べることも…

 先生には「あんた(強運)持ってるな。でも血管ドロッドロやったで」と巻き舌気味の関西弁で言われました。言葉は荒いですが、愛あるお説教に「今に見ていてください」と心を入れ替え、ただいま絶賛、血管の大掃除中です。

 揚げ物、脂物は食べていません。栄養士の先生からのアドバイスを聞いて塩分や甘い物も極力減らした食事を心がけてますし、お酒も今のところ飲む勇気がありません。あの時の“痛み”がまだ記憶に生々しいので、それほど苦にならずに食事制限できています。

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