病気を近づけない体のメンテナンス

腎臓<下>人工透析にならないための対策 3つのポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 市販薬の「H2ブロッカー(胃薬)」や「アルミニウム含有薬(胃薬や鎮痛薬)」などもCKD患者は減量や使用中止が必要になる。

 処方薬では、CKDや高血圧症に使うレニン・アンジオテンシン系阻害薬や、糖尿病治療薬、抗菌薬、抗ウイルス薬、抗不整脈薬、高尿酸血症治療薬、骨粗しょう症治療薬などもCKD患者は減量や中止が必要。かかりつけ薬局や初めて受診する医療機関には、自分の最新のGFR推算値を伝える習慣を持つといいという。

 中高年になれば、持病の一つや二つはつきもの。特に高齢者は常用薬の種類が増え、しかも腎臓での薬の排泄能力が低下する。気になるようなら、かかりつけ医師や薬剤師に相談してみよう。

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