半日断食ダイエットで生活リズムを回復「年明けうつ」撃退

新年仕事始めの朝、神田明神で参拝をするサラリーマンたち(C)ロイター

「研究対象となったのは、朝食開始から夕食を終えるまでの摂取食事時間が14時間以上のメタボ患者19人です。研究ではこの時間を10時間以内に制限し、実験開始前2週間と実験開始後12週間の食事時間と内容を記録・解析しています。ちなみに10時間以内に食事を終える以外の条件はありませんでした」

 記録を解析した結果、19人は平均して体重は3%、腹部内臓脂肪は4%、それぞれ減少した。しかも、多くの参加者で総コレステロールが7%、悪玉コレステロール(LDL―C)が11%低下し、血圧降下も認められ、空腹時血糖値が5%、空腹時インスリン濃度が21%改善したという。

 参加者の70%で睡眠の質もしくは睡眠量が改善し、参加者は全体的に活力が増したとも報告された。常用していた脂質異常症の薬や降圧剤の量が減ったり、やめることができた参加者もいたといい、多くの参加者が研究後もこの食生活を継続しているというから驚きだ。

3 / 5 ページ

関連記事