2019年末発売の日本発「腕時計型」血圧計が大人気の理由

商品の写真ではありません(C)scholes1/iStock

「ハートガイドは薬事承認を受けています。腕時計サイズの血圧計では日本で初めてです」(前出の広報担当者)

 ハートガイドは歩数や睡眠時間も計測でき、これらのデータはスマートフォン向け専用アプリで管理可能。

 最近、職場高血圧も問題になっている。職場のストレスの影響で、普段の血圧よりぐっと高くなることだ。東京健康長寿医療センター顧問の桑島巌医師が2005年に東京都の職員265人を対象に血圧を調べたところ、健診の時は血圧が正常値だった人の23%が職場高血圧だった。自分の血圧は大丈夫、と思っていても、環境が変わればそうでないことも。

「朝晩の血圧測定は浸透しつつありますが、日中の血圧変動となるとそこまでではない。ハートガイドなら日中にも測定できるので、何をやったら高くなるのか、どう血圧が変動しているのかを知ってほしい」(前出のオムロン広報担当者)

 税抜き7万9800円と高額だが、健康のためなら高くない。「在庫切れ」がそれを示しているだろう。

2 / 2 ページ

関連記事